ICTやAIの活用で本当に件数たくさん持てるの?ケアマネの業務効率化とは?

ケアマネの悩み
すてら
すてら

こんにちは。

9:30~16:30の時短勤務ではたらく、ワーママケアマネのすてらです。

保育園の送迎担当・家事担当はわたしなので、基本的に残業はNGです。

そんななか、会社からの目標の担当の件数は30件です。

ICT活用した条件下で、今後は35件を目標、できるのであれば持てるだけ持って、という方針で話をされています。

今回の記事では、現状のICT活用の状況とすてらが思う課題点などを挙げてみます。

事務員の配置やICT活用で、件数をたくさん持つ流れ

2021年の介護報酬改定で、ケアマネの報酬も改定になりました。

〇 一定のICT(AIを含む)の活用または事務職員の配置を行っている事業者については、逓減制の適用(居宅介護支援費(Ⅱ)の適用)を45件以上の部分からとする見直しを行う。その際、この取扱いを行う場合の逓減率(居宅介護支援(Ⅱ)および(Ⅲ)の単位数)について、メリハリをつけた設定とする見直しを行う。

※(https://www.care-news.jp/useful/reward/R6d44)より引用しています。

すてら
すてら

つ、つまりどういうこと?

先輩ケアマネ
先輩ケアマネ

今までは、ケアマネ1人で担当できる人数は39名。

それ以上を担当すると、40人目以降の報酬は低くなっていたの。

でもICTを活用するか、事務員を入れることで40人目~44人目までの報酬も下げないでいただくことができますよってことね。

最近、すてらの働く事業所でも、ケアマネ一人一人にipadが支給され、

ipadで社内の記録システムにログインすると、直接アセスメントに記録ができるようになりました。

(モニタリングはまだ未対応)

また、ipadを各自持ち歩くことで、利用者さんの保険証情報やお薬情報を写真にとったり、

社内メールを外出先からでも確認・返信ができるようになりました。

先輩ケアマネ
先輩ケアマネ

うちの会社もいずれ逓減性緩和の適用をうけて、

ケアマネ1名に対して44件持ってもらって、

居宅の事業所だけで収益がプラスになるのを狙っているのよね。

すてら
すてら

よ、44件…!?

現状、何に時間がとられているのか

正直、ipadが支給されただけで、ケアマネの業務の効率化がすすんで45件持てるようになるのか、すてらは疑問に思います。

確かにアセスメントやモニタリングなどの書類の打ち込みは時間がかかっています。

が、それ以外にも時間がとられる業務はたくさんあります。

モニタリングのききとり時間

話が長い人、たくさんいます。

高齢者であれば、特に多いです。

モニタリングではケアプランの援助内容で合っているか、という基本を確認しつつ、

体の状況、心の状態、ご家族の状況に変化がないかといったことも確認しなければなりません。

しかし、現実は近所の人の悪口、自分がかかってもいない病院の評判、自分のかつての栄光、芸能人のうわさなど、「もう良いよその話・・・」といった話題が延々続いてしまうこともあります。

早く切り上げたい…はいつも思っています。

しかし人の話を切り上げるのって難しいんです。

「ではそろそろ…」と帰るフラグをバリバリ立ててるにもかかわらす、「そうそう、きいて!」とまた話し出す人も多かったり。

ICTでモニタリングの基準時間を警告してくれたら解決するのでしょうか…

関係者からの電話

報告・連絡・相談を電話でやりとりしている事業所、けっこう多いと思います。

うちの事業所もそうです。

なかには、

  • 電話での話が長すぎて、結局何が言いたかったのかよくわからない
  • 電話がつながるタイミングが合わなくて、結局折りかえし合戦が延々と続く
  • 昼休みや退勤直前に電話がかかってきて、対応してしまう

こともあります。

電話って急いでいるときにタイミングよくつながればいいですが、タイミングが合わないと非効率的ですよね。

個人的には、LINEにみたいなチャットアプリで、利用者さんごとに関係者のグループチャットができればいいのに、と思います。

既読がつけば、読んだことは確認できますしね。

書類の提出代行や郵送業務

うちの事業所では、要介護認定の更新申請や居宅届け出業務など、申請業務は基本的にケアマネが行います。

そうした書類の確認・記入はミスがないように時間がかかってしまいますし、

管轄の役所への移動時間・待ち時間がかかります。

混んでいる区役所は、駐車場に停められずにずっと待っていることもあります。

また、ケアプランを主治医の先生や各事業所に送るために郵送の手間も地味にかかります。

顧客・取引先・自社ふくめてICT対応には時間がかかりそう

この場合の顧客は利用者さんをさします。いうまでもなく、お客様である利用者さんは高齢の方が多く、デジタルなものや情報機器が苦手な方が多いです。

そのため、もし連絡用にLINEなどのメッセージアプリ、モニタリング用やサービス担当者会議でZOOMなどのWEB会議アプリを使いたいと提案しても、おそらくそのほとんどが「ムリ」とおっしゃるでしょう。

また、お客さんのなかにはipadを目の前で操作されることに不快感を示される方もいます。

取引先は、この場合は他の訪問介護事業所やデイサービス、訪問看護ステーションなどの事業所さんをさします。

こちらも、いまだに情報のやりとりは電話、FAX、対面、または郵送です。

そして、自社…。

正直にいって、わたしすてらもそこまで情報機器に強いわけではありません。

支給のipadはなんとか使えています。

が、お客さんや他の事業所さんの前でもスラスラと使いこなせるほどマスターできておらず、

「紙にメモっていたほうが早いな…」と結局アナログに立ち戻ってしまいます。

同じ自社のケアマネも、

同僚ケアマネ
同僚ケアマネ

なんかログインパスワードとかIDとか、アプリやシステムによって変わるから

覚えきれなくていじってないわ~

というケアマネも多くて、自社であってもICT活用できるまでの道のりは遠そうだな、というのがすてらの意見です。

まとめ

  • ICT導入で、利用者情報の入力などはラクになるかも
  • 記録入力以外での業務負担も軽減してほしい
  • 連絡の効率化が必要
  • 他の事業所のICT化もついてこないと難しいのでは?
  • ケアマネもICTに強くなる必要がある
すてら
すてら

ICTをうまくつかって、効率よく、たくさん担当できたら理想なんですけどね…

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

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